純金積立 デメリット

純金積立は利息がつかない

 純金積立にも当然デメリットはあります。例えば、「元本割れのリスクがある」「換金に手数料がかかる」など・・・
 ただ、リスクや手数料・コストなどは投資をする上でもかならずあるある意味当たり前のもの・・・。その中でもっとも大事なデメリットは利息・金利がつかないことです。

 代表的な投資商品である株、投資信託などは、配当や分配金という形で金利や利息がつきます。また、外貨投資に関しても、外貨預金、外貨MMF、FXはそれぞれリスクやリターンは違ってもそれぞれの国の利息に合わせて金利がつきますが、純金積立や金投資については利息がつきません。

 ただ、利息がつかない分、株や為替などと違った値動きをします。実需資産であるだからこそ、株や為替が下がれば、金があがるという、逆相関の動きになるわけです。

純金積立は、分散投資のポートフォリアの一部に・・・

 純金積立は、株や為替と逆相関の動きをするからこそ、分散投資のポートフォリアの一部においておくと効果的です。
 日本においては、円安になると株が上がる傾向が強いため、株と外貨は同じような動きをして上昇します。対して、円高になると、株も外貨も同じように下げる動きとなります。

 この場合、株と外貨のみに投資をしていると、下げたときに大きく資産を減らすことになり、FXなどのリスク資産が多ければ損切りなどが必要となり、結果的に資産を切り売りせざるを得なくなる可能性があるのです。

 だからこそ、値動きが逆相関となる金をポートフォリアに入れておくことが大事です。株や外貨が下がっても、金の上昇でその損失をカバーできます。

 老後の資金の一部として、資産運用を始める人も多いと思いますが、年齢が高くなればなるほど、資産は安全に運用することが大事、純金積立はこういうケースに効果的と言えるのです。

→純金積立ランキング